ここでは、会社の中でメルマガをご担当されている方や、これからメルマガを開始しようとされている方に向けて、メルマガのTipsをご紹介します。特に初めてメルマガ施策を実施する際は、わからないことが多く、色々と悩む場面が出てくると思います。今回は、配信したメルマガに対するクリック率に触れてみたいと思います。是非参考にしてみてください。
BtoB Marketingにおけるメルマガの”How-To”
「配信する手段の違いによる差異」Tips
普段、みなさんがメールをされるときは「Outlook(microsoft)」や「Gmail(google)」を利用されていると思いますが、もし、マーケティング施策として「メルマガ」を実施される場合は、メルマガ施策のための専用の「メルマガ配信ツール」を導入されることをお奨めします。というのも、「Outlook(microsoft)」や「Gmail(google)」を使ったメールは1対1で配信するので、メルマガのように1対n(多数・複数人)でアプローチするには非効率(不向き)であると同時に、配信したメールに対する読み手のアクション(トラッキング)を捉えることができません。
一方で、メルマガ施策のための専用の「メルマガ配信ツール」をお奨めする理由は下記のとおりです。
- 配信対象者(リスト)を作成することで、一度の準備(メールプログラムの作成)で、多数のお客様(配信対象者)にメルマガを配信することができる
- 「Outlook(microsoft)」や「Gmail(google)」を使って、1対1のメルマガ配信すると、仮に100人のお客様に対しては100回の作業が必要になりますが、「メルマガ配信ツール」を使用して配信すると、1回の配信作業で済みます
- 配信したメルマガに対する受信したお客様(配信対象者)の反応(開封・クリック)を把握(トラッキング)することができる
- どのメルマガに興味関心を持ったのか、メール内のどの内容(商品・サービス)に興味関心をもったのか、配信したお客様ごとに把握(トラッキング)できる
- メルマガ配信拒否を申し出たお客様(配信対象者)をシステム的に配信対象者から除外することができる
- 「Outlook(microsoft)」や「Gmail(google)」で1対1で、お客様おひとり様ごとに管理していた場合、配信拒否された方を手動で管理することは現実的ではなく、ミスの元になりかねない
したがって、「メルマガ」を実施される場合は、「メルマガ配信ツール」の導入を視野に入れて、検討されるといいと思います。メルマガ配信ツールは多くの企業が開発・展開していますので、数ある配信ツールの中で、どの配信ツールを導入するのが良いのかは、メルマガを実施する目的・メルマガで何を実現したいのか(What)や導入コスト(その配信ツールの課金体系やイニシャル・ランニングコスト)を整理したうえで、会社としてやりたいこと(目的・ゴール)を実現するにはどの配信ツールであれば最適なのか(How)を見定めて導入いただければと思います。
メルマガの文面を構成する上で気を付けるポイント
メルマガの文面で伝えるのは「ポイント」と「概要説明」
メルマガを書き始めると、担当者に”あるある”なのは、ついついすべてを書き込んでしまうことです。お客様(受け手)に「丁寧に伝えよう」「すべてを伝えよう」という意思がそうさせてしまうのですが、結果的にメルマガの文章が長くなってしまったり、冗長的になってしまいます。良かれと思って頑張って書いたことが、逆効果になってしまう典型的な例ですよね。
では、どうすればいいのでしょうか?
一番簡単な解決方法は、自分が受け手(読む側)になって考えてみることです。自分一人で自信がなければ、チーム内でディスカッションしてみる、もしくは、チーム外の他メンバーに聞いてみることで、文章がより研ぎ澄まされていくと思います。
メルマガは、最初から最後まで、お客様(受け手)には一言一句すべてを丁寧に読んでいただけないもの、という前提で組み立ててみてください。なぜなら、お客様(受け手)は、興味関心があるものはしっかり読んでいただけますが、興味がないものは呼び飛ばすものだからです。これは、言われてみればアタリマエのことですよね。加えて、文章が長く、文字だらけだと、開いた瞬間に拒否反応を示されて、メルマガは閉じられてしまうかもしれません。
タイトル(ポイント)と概要だけをうまく伝えて、逆に興味関心を持ってもらったコンテンツについては、メルマガ内にリンク先を用意して、リンク先(WEBサイト)で詳細をお伝えするのが、お客様(受け手)にとってもストレスのないメルマガになると思います。
リンク先でお客様の興味関心がわかる
リンク先(メルマガ内でクリックしたもの)で、お客様(受け手)の興味関心を把握(トラッキング)することができます。上記に記載したとおり、メルマガ内はポイントと概要説明ですっきりさせ、リンク先(詳細ページ)に飛んでいただくことで、お客様(受け手)の興味関心を捉えることができる、まさに”一石二鳥”の構成です。例えば、メルマガ内で「商品A」「商品B」「商品C」のリンク先を用意していて、そのメルマガを読んだお客様が「商品B」をクリックしたならば、当該お客様は「商品B」に興味関心を持ったことがわかりますよね。そうすると、商談時に「商品B」の資料を用意していく、もしくは、次回のメルマガでは「商品B」の特性をさらに配信する、など効果的な次回アプローチにつなげることができます。
一見、単純なことですが、メルマガをこのようにマーケティングにうまく活用できている会社は意外と少なかったりします。
なぜ、クリック率が大事なのか?
開封率とクリック率の関係
メールのタイトル(メール件名)に興味関心をもっていただいたメルマガは「開封」されます。まずは、開封していただくというStep1ですね。では、Step2は何でしょうか?それは「クリック」していただくことです。興味関心をもって開いたメルマガの中身が、タイトルで想像したものを異なっていれば(=期待外れであった場合)そのメルマガはStep2(クリック)に進むことなく、閉じられて二度と読んでもらえない可能性があります(場合によっては削除されてしまいます)。
したがって、Step2に進んでもらうためには、タイトル(メール件名)で興味関心をもっていただいた内容にズレることなく、メルマガの中身(文面)を構成することです。尚且つ、お客様(受け手)の興味関心をさらに高めていただくよう、メルマガ内ではポイントと概要説明を準備して、より詳細ページ(WEBサイト)に飛んでいただくようにしっかりと誘導できるよう練りに練った内容に工夫することが大事です。そのためには、一人で文面を考えるのではなく、複数人(少なくとも二人以上)で作成することをお奨めします。複数人で知恵を出し合うこと、複数の角度から眺める・指摘しあうことで、メルマガの文章はより研ぎ澄まされていきますよね。
クリック率が高い=ゴール(CV)数も高まる
メルマガのゴールをどこに置くかですが、例えば「商談約束獲得数」「受注数」「購入数」「お問い合わせ数」など、メルマガの目的によって、様々なゴール(CV=コンバージョン)を置いて、各社それぞれにメルマガ施策は実施されていると思います。しかし、共通して言えることは、メルマガ内のクリック率(詳細ページへのリンク)が高めれば高まるほど、目指すべきゴール(CV)数は高まります。
なぜなら、メルマガ内の商品やサービスの詳細をご紹介したページ(WEBサイト)に誘導できればできるほど、お客様(受け手)にあなたの会社の商品やサービスをより深く知っていただくことができるため、その後のゴール(「商談約束獲得数」「受注数」「購入数」「お問い合わせ数」など)に近づく可能性が高まります。また、その時点では、お客様(受け手)からの直接的なゴールに結びつかなかったとしても、クリックした事実(どの商品・サービスの紹介ページをクリックしたか)を把握(トラッキング)することができるため、そのお客様(受け手)が何に興味関心をもったかあなたの会社は理解できるため、ピンポイントでの継続アプローチが可能となります。
以上より、クリック率を高めることの重要性をご理解いただけたかと思います。メルマガをご検討される際、または、効果を高めるためにお悩みの場合は、お気軽にお問い合わせください。
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